ブラジル代表のシステムとフォーメーション
伝統的に4バックを採用しているブラジルは、今大会も同様のシステムで望む。
特定の決まり事は持たず、選手個々の高い技術と豊かな創造性をフルに活かす、超攻撃的なスタイル。
反面、選手個々の能力に依存している部分が大きい為、選手のコンディションが悪いと、 チーム全体のパフォーマンスにも影響しがち。
攻撃を全面に押し出す志向ではあるが、バランスを考えた3センターハーフも時折採用される。
● ● ロナウド アドリアーノ (ロビーニョ) (フレッジ) ● ● ロナウジーニョ カカ (リカルジーニョ) (リカルジーニョ) ● ● ゼ・ロベルト エメルソン (G・シルバ) (ジュニーニョ・P) (G・シルバ) ● ● R・カルロス カフー (ジウベルト) ● ● (シシーニョ) ファン ルッシオ ● ジダ (R・セーニ) |
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● ● ロナウジーニョ ロナウド ● カカ ● (ロビーニョ) ● ゼ・ロベルト ジュニーニョ・P ● G・シルバ ● ● R・カルロス カフー ● ● (シシーニョ) ファン ルッシオ ● ジダ (R・セーニ) |
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ロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカらによる「カルテット・マジコ」を採用したアタッカー陣に、 両SBの攻め上がりが絡み、常に攻撃をし続ける事を主体においたスタイル。
ピークは過ぎた感があるが、敵陣を切り裂く一瞬のスピードはまだまだ健在の「フェノーメノ」ロナウドと、 屈強でパワフルな左足を持つアドリアーノとの豪華な2トップを、 世界最高の「ファンタジスタ」ロナウジーニョとオールマイティーなカカが支え、 正確で、それでいてファンタジックな攻撃でゴールを狙う。
攻撃一辺倒に思われがちだが、選手個々の高い技術により安易なミスが少ない上、 敵側の攻撃も、危険察知能力の高いエメルソンがディフェンス陣の前にフィルターをかけ、 ルッシオ、ファン、ジダらが攻撃をシャットアウトする。
ケガがちなロナウドが心配ではあるが、次代を担う若き「クラッキ」のロビーニョがサポート。
優勝候補の最有力に数えられるブラジル。
その攻撃力をいかんなく発揮する事ができれば、実現もそう難しい事では無いだろう。
各選手がいつもの力を出せれば、だが。
続いて、ブラジル代表と戦う対戦国の情報を紹介します。