イングランドと対戦する各国情報
それでは、6月9日に開幕する2006W杯で、イングランド代表と試合をする各対戦国をチェックしていこう。
まず各代表チームは、決勝トーナメントへ進出する為、グループリーグを突破しなくてはいけない。
4ヵ国を1グループとして計8グループ(A〜Hグループ)に分けられ、そのグループ内で総当り戦をおこなった結果、
上位2ヵ国が決勝トーナメントへと進出する事ができる。
イングランドは、パラグアイ、トリニダード・トバゴ、スウェーデンと同居するBグループへ入った。
順当に考えて、グループリーグ突破は当然の事だが、勝負弱い面が顔を出し、取りこぼしがないようにしたい。
それでは、各対戦国のプレイスタイルとキープレイヤーを紹介します。
VS パラグアイ(1-0でイングランドが勝利)
南米でも中堅国に数えられ、堅守を武器に、守って勝つスタイルが基本戦術。
3大会連続出場中のDFガマーラを中心に、対人戦の強い選手が最終ラインに揃う。
たが、慢性的なアタッカー陣の迫力不足がウィークポイント。
VS トリニダード・トバゴ(2-0でイングランドが勝利)
北中米・カリブ海&アジア地区のプレーオフを勝ち抜き、初出場を果たした。
かつてビッククラブで活躍したFWヨークを軸に、FWS・ジョンが得点を狙う。
VS スウェーデン(2-2でイングランドはドロー)
安定感のある組織されたディフェンスをベースに、カウンターを重視。
突破力に優れるリュングベリ、ワールドクラスのFWイブラヒモビッチ、ラーションがゴールを狙う。
主力がケガをした場合などのバックアッパーの人材不足が悩みの種。
VS エクアドル(1-0でイングランドが勝利)
ホームで抜群の勝率を誇る、南米の高山国(首都キトの標高は2800メートル)から出場を決めた。
2トップに両サイドハーフが絡み、少ないチャンスをものにできるかが重要となる。
個人技、選手層とも期待はできないが、抜群の組織力で安定感のあるプレイができるか?
VS ポルトガル(0-0でPKの末、イングランドが敗北)
サッカー強国の1つに数えられるヨーロッパの雄。
両サイドにひかえる世界屈指のドリブラーと中盤のダイナミズムで試合をコントロールする。
組織的な完成度とバランスの良い陣容で、1トップを軸に攻めあがれるかがカギ。
2006W杯でのイングランド代表の戦歴は、3勝1敗1分ベスト8で終わった。
大会中の怪我などでベストのメンバーが組めなかったというのもあるが、
豪華な中盤をうまく機能させる事ができず、結局1トップへの放り込みサッカーになったのは、非常に残念。
根本的な面から組織を編成し直す必要があるか?