イングランド代表のシステムとフォーメーション
伝統的に4バックを採用しているイングランドは、今大会も同様のシステムで望む。
ビッククラブでもスタメンを張る良質なセンターバックを幾名も有し、その堅守からカウンターを狙うスタイルが主となる攻撃。
しかし、守備は最高レベルにある反面、攻撃は一部の選手の能力に頼る事が多い為、不安定さが露出する。
また、常に強国の1つには数えられるのだが、勝負弱い面があり、大舞台での実績は乏しい。
● ● クラウチ オーウェン (ルーニー) ● ● J・コール ● ● ベッカム (ダウニング) ランパード ジェラード ● ● A・コール ● ● G・ネビル テリー R・ファーディナンド(キャラガー) ● ロビンソン (ジェームズ) |
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● ● ルーニー オーウェン (ジェラード) (クラウチ) ● ランパード ● ● J・コール ベッカム ● ハーグリーブス ● ● A・コール ● ● キャラガー テリー R・ファーディナンド (キャンベル) ● ロビンソン (ジェームズ) |
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● ルーニー ● ● J・コール ● ● ベッカム ランパード ジェラード ● キャリック (ハーグリーブス) ● ● A・コール ● ● G・ネビル テリー R・ファーディナンド (ハーグリーブス) ● ロビンソン (ジェームズ) |
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テリー、R・ファーディナンド、キャンベル、キャラガーらの質の高いディフェンス陣が攻撃をシャットアウトし、 オーウェン、ルーニーの快速FWでカウンターを取るのが主なスタイル。
また、代表で長い間コンビを組んでいる選手たちが多いので、連携面での成熟度は高い。
しかし、一部の選手に頼った攻撃が多く、FW陣の得点力不足が露呈しているが、 MFのランパード、ジェラード、ベッカムらのミドルシュート、フリーキックが大きな武器となり、アタッカー陣を支えている。
チームの核となっている若き至宝ルーニーが骨折治療中な為、グループリーグ出場が絶望視されている上に、 オーウェンも故障明けな為、FWの絶対数が足りない状態。
速さはあるが高さの無かった前線に、身長2mを有するクラウチが定着。
ジョーカー的な使われた方が濃厚と考えられていたが、FWの現状を考えると、1トップ起用も考えられる。
また、監督はジェラードの1.5列目起用も示唆している。
どちらにしても、イングランドが勝ち進む為には、エースの一刻も早い回復が絶対条件である。
続いて、イングランド代表と戦う対戦国の情報を紹介します。